ロベルト・デ・ゼルビ

SOCCERPEDIA / 監督ページ / イタリアのサッカー監督 / 最終更新:2026年9月1日


概要

イタリアロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi、1979年6月6日生)は、イタリア出身のサッカー監督。2026からトッテナム・ホットスパーの監督を務めている。これまでに9クラブを指揮した。クラブ・代表で通算6個のタイトルを獲得、個人賞は1回。

ロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi、1979年6月6日 - )は、イタリア・ブレシア出身の元サッカー選手、現サッカー指導者。現役時代のポジションはMF。

クラブ経歴

選手経歴

1995年にACミランの下部組織へスカウトされて入団したが、トップチームデビューは叶わず、1998-99シーズンから2001-02シーズンにかけてセリエCに所属していたクラブをレンタルで転々とした。

2005-06シーズン、セリエBのカルチョ・カターニアでリーグ戦34試合7得点という記録を残し、クラブのセリエA昇格に貢献した。同シーズン終了後、セリエBに在籍していたSSCナポリへ移籍し、加入後2シーズン目にはプロキャリア10年目にして自身初となるセリエAでのシーズンを送ったが、わずか3試合の出場に終わった。2009-10シーズンの後半戦から2011-12シーズン終了後まではルーマニアのCFRクルジュでもプレーし、2012-13シーズン閉幕後にセリエDのACトレント1921で現役を引退した。

監督経歴

指導者経歴

現役引退後、アマチュアクラブであったでの指導者経験を経て、2014年7月1日、セリエCに沈んでいた現役時代の古巣カルチョ・フォッジャ1920の監督に就任した。就任2シーズン目の2015-16シーズンにはセリエB昇格プレーオフに出場したが、決勝でACピサ1909に敗れた。シーズン終了後、クラブ首脳陣との意見の相違により契約解除をして辞任した。

2016年9月6日、セリエAを戦っていたパレルモFCの監督に招聘された。しかし、第7節UCサンプドリア戦以降の公式戦で8連敗を喫したため解任された。

2017年10月23日、セリエAで降格圏を漂っていたベネヴェント・カルチョに監督として加入した。第15節ACミラン戦を2-2で引き分けて以降はチームを復調させたが、前半戦での連敗が響いてチームはリーグ最下位でシーズンを終えた。シーズン終了後、クラブを退団した。

2018年6月31日、USサッスオーロ・カルチョの新監督に就任し、2年契約を結んだ。就任後初の公式戦となったセリエAのインテル戦では1-0での勝利を挙げるなどチームを一度も降格圏に落とすことなく安定したシーズンを戦い、1シーズン目は11位、翌シーズンは8位、サッスオーロでのラストシーズンとなった2020-21シーズンも8位という成績を残した。2020-21シーズン終了後、サイクルの終わりを感じ、これ以上の成長は望めないとして退任した。

2021年5月25日、FCシャフタール・ドネツクの監督に招聘された。2021-22シーズンはリーグ戦首位を開幕から維持していたが、ロシアのウクライナ侵攻によってリーグ戦が中断されたため、シーズン終了後にクラブを退団した。

2022年9月18日、プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCの新監督に就任し、4年契約を結んだ。リーグ戦では、アレクシス・マック・アリスターやモイセス・カイセド、三笘薫らを率いて、クラブ史上初となるヨーロッパリーグ出場権を獲得した。

2024年5月18日、ブライトンの監督を退任し、翌2024-25シーズンよりフランスのオリンピック・マルセイユ監督に就任した。

マルセイユでは初年度のリーグアンを2位で終えたものの、2025-26シーズンのUEFAチャンピオンズリーグでリーグフェーズ敗退が決まり、2026年2月8日の首位パリ・サンジェルマンとの大一番で0-5の大敗。首位と勝ち点12差の4位に後退し、その3日後に契約解除が発表された。

2026年3月31日、プレミアリーグで降格圏わずか1ポイント差の17位に低迷するトッテナム・ホットスパーFCの新監督に就任した。デゼルビ就任前まではリーグ戦13戦勝ちなしであったが、就任後は7戦3勝2分2敗と立て直し残留を決めた。

プレースタイル・指導スタイル

戦術・人物

カルチョ・フォッジャ1920時代や2018-19シーズンから3シーズンを監督として率いたUSサッスオーロ・カルチョでは、イタリアでは稀有なポゼッションサッカーを展開していた。その戦術はかなり特異的であり、同じくポゼッションサッカーの信奉者であるジョゼップ・グアルディオラもサッスオーロの試合をチェックしており、両者の間には個人的な親交があることも明かされている。

使用する戦術は、4-3-3もしくは4-2-3-1のフォーメーションを基本とするポゼッションサッカーである。DFラインから短いパスをテンポよく繋いで相手のMF-FWのライン間にボールが侵入した瞬間に縦方向へプレースピードを急加速させてフィニッシュを目指す。ボールロスト後には相手ボールホルダーや周囲の選手に対して素早くプレスをかけてボール奪取を狙う。この一連の流れを指揮したクラブでは披露している。

発言集

一次情報の発言のみ収録。1回の会見につき主要な発言を最大3つ引用し、他は解説で要約しています。

2026-27シーズン(4件)
2026年10月24日本人コメントロベルト・デ・ゼルビ(本人)/試合後会見
プレミアリーグでトッテナムがチェルシーに2-0で勝った土曜の試合後、デ・ゼルビ監督が語った言葉です。この勝利でスパーズは12位に浮上しました。監督はマンチェスター戦前のチーム内ミーティングが好転のきっかけだったと強調し、選手同士の関係性の変化にも触れています。ファンデフェッケ、フェルナンデス、トナーリ、テルらの出来も称え、負傷したマディソンについては大きな問題ではないことを願うと語りました。
「マンチェスターの後で勝ち点7を取った。マンチェスターの前に我々はたくさん話し、大きなミーティングを開いた。」
「我々は仮面を外し、仲間の前で正直かつ明確に話した。その瞬間から、チームの中で何かが変わり始めたと思う。」
「我々はグループの精神を変え、選手たちのパフォーマンスを向上させた。特に、より繊細な選手たちや、おそらく若い選手たちがそうだ。」

出典:BBC Sport Football 2026年10月24日

2026年10月18日本人コメントロベルト・デ・ゼルビ(本人)
月曜に控えるプレミアリーグのコベントリー戦を前にした会見での発言。トッテナムは19位で未勝利という状況にある。SNSで待遇への不満を発信するリシャルリソンの去就を問われたデ・ゼルビ監督は、判断はクラブ幹部の領域だと述べて距離を置いた。個人的な遺恨はないとも話し、マルベーリャでの合宿やマンチェスターでの粘りに触れつつ、焦点は目の前の試合だと強調した。ランパード率いるコベントリーには敬意を示し、謙虚さを保つ姿勢も語った。
「わからない。もう私の問題ではないんだ。」
「彼が私について話したいなら話せばいいし、私がどこにいるかも彼は知っている。私は朝8時半から夜まで自分のオフィスにいる。」
「だから最初から気概を見せなければならない。ホームで、ファンの前でね。」

出典:Goal.com 2026年10月18日

2026年10月13日本人コメントロベルト・デ・ゼルビ(本人)
トッテナムのデ・ゼルビ監督が9月に、FWリシャルリソンをプレミアリーグの25人登録から外した経緯について語った発言です。同選手は移籍市場最終日にエバートン復帰が破談となっていました。監督は、決断は自分ではなくクラブの責任だと説明し、それ以外の問題は自分の仕事ではないと距離を置きました。残留する選手だけを残したいという方針も改めて示しています。
「彼はすべてを一人で決めた。プレシーズンの初めに私に話し、退団したいという考えと希望を伝えてきた。」
「結局、我々は別のストライカーを獲得することになった。プレシーズンの初めに言ったとおり、残りたいと思い、誇りと正しい情熱を持ってここに残る選手だけを残したい。」
「リシャルリソンのシーズン当初からのメッセージはとても明確だった。私はそれを受け入れたし、私から言うことは何もない。」

出典:BBC Sport Football 2026年10月13日

2026年10月10日本人コメントロベルト・デ・ゼルビ(本人)/試合後会見
プレミアリーグ第6節でマンチェスター・ユナイテッドとのアウェー戦に臨んだトッテナムは、78分にベンタンクールが退場となるも、後半ロスタイムに追いついて1-1でドロー。デ・ゼルビ監督は10人での粘りを高く評価し、退場選手への感謝とチームの気概の欠如を指摘。開幕6試合未勝利だが、この試合での姿勢がチーム立て直しの契機になるとの期待を示した。
「ロドリゴにキスをして、感謝を伝えたい」
「長い間トッテナムにはこの気概が欠けていた」
「ロッカールームでベンタンクールにキスをしたよ。我々にはこういう反応、この気概が必要だからだ。」

出典:サッカーキング 2026年10月11日

監督成績

在任別・通算

英語版 Wikipedia の Managerial statistics の値です(Wikipedia(英語版)、revid 1379604224)。勝率は勝利数÷試合数。当サイトによる補完・推計は行っていません。

在任期間年齢チーム試合勝分敗勝率
2013.11〜2014.0634イタリアフォッジャ22551222.7%
2014.07〜2016.0835イタリアフォッジャ9147251951.6%
2016.09〜2016.1137イタリアパレルモ131397.7%
2017.10〜2018.0638イタリアベネヴェント・カルチョ29632020.7%
2018.07〜2021.0539イタリアサッスオーロ12043364135.8%
2021.05〜2022.0741ウクライナシャフタール・ドネツク30205566.7%
2022.09〜2024.0643イングランドブライトン8938222942.7%
2024.07〜2026.0245フランスマルセイユ6939102056.5%
2026.03〜現在46イングランドトッテナム・ホットスパー1545626.7%
通算47620211416042.4%

所属チーム

ユース(選手時代)

期間年齢チーム
1995〜199815イタリアミラン

「期間」の出典は成績が記録されているシーズンの範囲(API-Football。取得元に古いシーズンの登録が無い場合、実際の加入年より後になります)。出場・得点は取得元に記録がないため掲載していません。

クラブ(選手時代)

期間年齢チーム
1998〜200118イタリアミラン
199919イタリアモンツァ
1999〜200019イタリアコモ
200020イタリアパドヴァ
2000〜200120アヴェッリーノ
2001〜200221イタリアレッコ
2002〜200422イタリアフォッジャ
2004〜200524イタリアアレッツォ
2005〜200625イタリアカターニア
2006〜201026イタリアナポリ
200828イタリアブレシア
2008〜200928アヴェッリーノ
2010〜201230ルーマニアCFRクルジュ
201333イタリアトレント

「期間」の出典は成績が記録されているシーズンの範囲(API-Football。取得元に古いシーズンの登録が無い場合、実際の加入年より後になります)。出場・得点は取得元に記録がないため掲載していません。

監督

在任年齢チーム役職
2013〜201433イタリアダルフォ・ボアーリオ監督
2014〜201634イタリアフォッジャ監督
2016〜201636イタリアパレルモ監督
2017〜201837イタリアベネヴェント監督
2018〜202138イタリアサッスオーロ監督
2021〜202241ウクライナシャフタール・ドネツク監督
2022〜202442イングランドブライトン監督
2024〜202644フランスマルセイユ監督
2026〜46イングランドトッテナム・ホットスパー監督

移籍金・年俸・市場価値の推移

移籍履歴

掲載しているのは公表された実際の移籍金です(市場価値は別表)。金額が非公表・不明の場合は「—」と表記します(0 円ではありません)。

時期年齢移籍元移籍先形態移籍金備考
199919イタリアミランイタリアモンツァ期限付き移籍—期間・移籍金は未確認
199919イタリアミランイタリアコモ期限付き移籍—期間・移籍金は未確認
200020イタリアミランパドヴァ期限付き移籍—期間・移籍金は未確認
200020イタリアミランアヴェッリーノ期限付き移籍—期間・移籍金は未確認
200121イタリアミランレッコ期限付き移籍—期間・移籍金は未確認
200222イタリアミランイタリアフォッジャ移籍—形態・移籍金は未確認
200424イタリアフォッジャアレッツォ移籍—形態・移籍金は未確認
200525アレッツォイタリアカターニア移籍—形態・移籍金は未確認
200626イタリアカターニアイタリアナポリ移籍—形態・移籍金は未確認
200828イタリアナポリイタリアブレシア期限付き移籍—期間・移籍金は未確認
200828イタリアナポリアヴェッリーノ期限付き移籍—期間・移籍金は未確認
201030イタリアナポリルーマニアCFRクルジュフリー移籍—
201333ルーマニアCFRクルジュトレント移籍—形態・移籍金は未確認

※ 移籍金が公表された移籍はありません(フリー移籍・期限付き移籍・非公表)。

出典: 日本語版 Wikipedia(経歴)。日本語版 Wikipedia の情報欄の在籍の切り替わりから作成。形態・移籍金は出典で未確認
英語版 Wikipedia(クラブのシーズン記事)。移籍金・形態は英語版 Wikipedia の各クラブのシーズン記事の移籍の表による。億円換算は ECB レート(2026-10-21 時点)

タイトル

英語の記録名しか確認できないもの(6件)は、日本語名を確認できるまで掲載していません。

本文の一部は、ウィキペディア日本語版「ロベルト・デ・ゼルビ」(版 109681364)の記述を https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.ja(CC BY-SA 4.0)のもとで転載・編集したものです。当該部分は同ライセンスで再利用できます。成績・タイトル等の数値は各表の出典に基づきます。

出典

  1. BBC Sport Football、2026年10月13日、2026年10月14日 取得 https://www.bbc.co.uk/sport/football/articles/ck9qzwp9ejgro?at_medium=RSS&at_campaign=rss
  2. BBC Sport Football、2026年10月24日、2026年10月25日 取得 https://www.bbc.co.uk/sport/football/articles/cqev38dz34vxo?at_medium=RSS&at_campaign=rss
  3. Goal.com、2026年10月18日、2026年10月18日 取得 https://www.goal.com/en/lists/roberto-de-zerbi-richarlison-tottenham-future-coventry/bltfef0c43433cf315a
  4. Wikidata、2026年10月25日 取得 https://www.wikidata.org/
  5. Wikipedia(日本語版)「ロベルト・デ・ゼルビ」、版 ID 109681364、2026年10月11日 取得 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%82%BC%E3%83%AB%E3%83%93
  6. Wikipedia(英語版)、版 ID 1379604224、2026年10月11日 取得 https://en.wikipedia.org/wiki/Roberto_De_Zerbi
  7. サッカーキング、2026年10月11日、2026年10月11日 取得 https://www.soccer-king.jp/news/world/eng/20261011/2215353.html

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