概要
ジョアン・ヴィクトル・ゴメス・ダ・シウヴァ(João Gomes、2001年2月12日生)は、ブラジル出身のサッカー選手。ポジションはMF(ミッドフィールダー)、2026年からアストン・ヴィラ(プレミアリーグ)に所属、背番号は35。ブラジルでは2024年から通算10試合0得点を記録している。クラブでは公式戦通算259試合12得点(2020 シーズン以降)。クラブ・代表で通算5個のタイトルを獲得、個人賞は3回。
ジョアン・ゴメス(João Gomes)ことジョアン・ヴィクトル・ゴメス・ダ・シウヴァ(João Victor Gomes da Silva、2001年2月12日 - )は、ブラジル・リオデジャネイロ出身のサッカー選手。プレミアリーグ・アストン・ヴィラFC所属。ポジションはミッドフィールダー。
クラブ経歴
フラメンゴ
2009年、友人と共に受けたCRフラメンゴの入団テストに合格したため8歳で同クラブの下部組織に入団し、2020年10月21日、コパ・リベルタドーレスのアトレティコ・ジュニオール戦でトップチームデビューを飾った。2022シーズンにパウロ・ソウザ監督が就任すると、チームの要として中盤の底で起用され始め、カンピオナート・カリオカでは14試合に出場し、シーズンのベストイレブンに選出された。コパ・リベルタドーレスとコパ・ド・ブラジルの二冠達成に大きく貢献した。
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ
2023年1月30日、プレミアリーグに所属していたウルヴァーハンプトン・ワンダラーズFCへ移籍し、4年半契約を結んだ。同年2月11日のサウサンプトン戦でプレミアリーグデビューを果たすと、途中出場ながら決勝ゴールを決め、2-1の逆転勝利に貢献。チームは前半にマリオ・レミナが退場し10人で戦う苦しい状況だったが、その中で鮮烈なデビューを飾った。2024年1月5日のFAカップ・ブレントフォード戦では初出場を果たしたものの、出場からわずか9分で退場処分を受けた。同年2月17日のトッテナム・ホットスパー戦では2ゴールを挙げ、アウェーでの2-1勝利の立役者となった。この得点はウルブズ移籍後2点目、3点目であり、2023-24シーズン初ゴールでもあった。2024-25シーズン初ゴールは、2024年11月2日のクリスタル・パレス戦で記録。チームは2-2の引き分けに持ち込んだ。その後のフラム戦でもゴールを挙げ、4-1の快勝に貢献。クラブはこの勝利でシーズン初めて降格圏を脱出した。2025年4月1日にはウルヴァーハンプトンと5年契約を締結。契約には1年間の延長オプションも付帯している。
アストン・ヴィラ
2026年7月20日、プレミアリーグのアストン・ヴィラへ完全移籍した。移籍金は約4,000万ユーロ(約3,400万ポンド)と報じられている。
代表経歴
代表
2024年3月23日、イングランドとの国際親善試合でブラジル代表デビューを果たした。その後は2024年コパ・アメリカや、2026 FIFAワールドカップ南米予選でも代表メンバーとしてプレーしている。
プレースタイル
プレイスタイル
フラメンゴ時代は、主に守備的ミッドフィールダーとして中盤のバランスを支え、優れたタックル能力と豊富な運動量を武器に「ミッドフィールドの番人」として活躍。その闘争心あふれるプレースタイルから、「ピットブル」の愛称でも親しまれた。
ウルヴァーハンプトン移籍後は、よりダイナミックなボックス・トゥ・ボックス型の役割も担うようになり、中盤のパートナーとの連携を生かしながら、積極的に前線へ飛び出すプレーも増えた。
プレッシャーのかかる局面でも落ち着いてボールを扱えることが特長で、半身の姿勢(ハーフターン)を巧みに使って相手のプレッシャーをかわし、前進する能力に優れる。
守備では優れたポジショニングと読みを生かしてパスコースを遮断し、インターセプトや正確なタックルでボールを奪取。攻撃面では、自らボールを運んで攻撃を加速させるだけでなく、ペナルティーエリアへのタイミングの良い飛び出しや、前線への鋭い縦パスでチャンスを演出するなど、攻守にわたって高い貢献度を誇る。
人物像
吃音との向き合い
幼少期から吃音に悩まされ、人前で話すことに苦手意識を持っていた。学校では教室での発言を避けることも多く、「自分は他の子より劣っているのではないか」という感情を抱くことがあったという。プロデビュー後も、メディア対応や試合後インタビューは大きな心理的負担となっており、必要最小限の受け答えにとどめることもあった。しかし、ブラジル時代に心理カウンセリングを受けたことや、ブラジリアン柔術のトレーニングを通じて呼吸法や集中力を養ったことで、徐々に自己受容の姿勢を持つようになった。ウォルバーハンプトン移籍後には、監督ギャリー・オニールから「ゆっくりでいい、君の言葉は価値がある」と励まされたことが、自信回復の大きな支えになった。クラブ公式ドキュメンタリー『The Pitbull』の中で「以前は吃音が自分を悲しませ、行動を制限していた。でも今は心が穏やかで、自分をもっと表現したいと思える」と語っている。
柔術と心理サポートでの自己鍛錬
ブラジルでのフラメンゴ時代にブラジリアン柔術を始め、柔軟性やスタミナの向上に努めた。この経験がピッチでの動きにも好影響を与え、精神面の安定にもつながったとされる。プレミアリーグ移籍後も青帯のまま練習を続けていたが、信頼できる道場やパートナーが見つからず、安全性を優先して中断したこともある。
“The Pitbull” ドキュメンタリーで垣間見える日常
ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ公式ドキュメンタリー『Joao Gomes: The Pitbull』では、英国内での生活や自宅、愛犬との時間、父親としての準備など、プライベートな日常が描かれている。育児の始まりやブラジル代表初招集の瞬間にも触れられ、彼の成長と人間らしさが感じられる内容となっている。
新天地イングランドでの適応と支え
ブラジルのリオデジャネイロからイングランドへ移った際、気候や文化の違いに戸惑いがあったが、妻の支えが大きかったことを語っている。徐々に英語も学び始め、環境に馴染む過程で精神的にも大きく成長したという。
個人成績
数値は英語版 Wikipedia の Career statisticsです。当サイトによる補完・推計は行っていません。記録が無い項目は「—」です(0 ではありません)。
クラブ
| クラブ | シーズン | 年齢 | ディビジョン | リーグ | 国内カップ1 | リーグカップ2 | 大陸大会3 | その他4 | シーズン通算 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
| 2020 | 19 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | — | 3 | 0 | 0 | 0 | 14 | 0 | |
| 2021 | 20 | 0 | 14 | 1 | 4 | 1 | — | — | 6 | 0 | 1 | 0 | 44 | 2 | |
| 2022 | 21 | 0 | 13 | 0 | 9 | 2 | — | — | 12 | 0 | 1 | 0 | 64 | 2 | |
| 通算 | 27 | 1 | 13 | 3 | — | — | 21 | 0 | 2 | 0 | 122 | 4 | |||
| ウルヴァーハンプトン | 2022-23 | 21 | 1 | — | — | — | — | — | — | — | — | — | — | 11 | 1 |
| 2023-24 | 22 | 2 | — | — | 3 | 0 | 1 | 0 | — | — | — | — | 38 | 2 | |
| 2024-25 | 23 | 3 | — | — | 3 | 1 | 1 | 0 | — | — | — | — | 40 | 4 | |
| 2025-26 | 24 | 1 | — | — | 3 | 0 | 3 | 0 | — | — | — | — | 41 | 1 | |
| 通算 | — | — | 9 | 1 | 5 | 0 | — | — | — | — | 130 | 8 | |||
| 2026-27 | 25 | 0 | — | — | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 0 | 7 | 0 | |
| キャリア通算 | 27 | 1 | 22 | 4 | 5 | 0 | 23 | 0 | 3 | 0 | 259 | 12 | |||
1. 国内カップ戦(コパ・デル・レイ、FAカップ、天皇杯など) 2. リーグカップ(EFLカップ、JリーグYBCルヴァンカップなど) 3. 大陸大会(UEFAチャンピオンズリーグ、AFCチャンピオンズリーグなど) 4. 国内スーパーカップ・国際大会・プレーオフなど(UEFAスーパーカップ、FIFAクラブワールドカップ、リーグスカップ等) 年齢はその期間の開始時点の満年齢です(シーズン表記は欧州リーグ=8月、単年表記は3月を起点に計算)。
代表
ブラジル としての年別成績です。親善試合を含みます。
| 年 | 年齢 | 出場 | 得点 | 得点グラフ |
|---|---|---|---|---|
| 2024 | 22 | 9 | 0 | |
| 2025 | 23 | 1 | 0 | |
| 通算 | 10 | 0 | ||
年齢はその期間の開始時点の満年齢です(シーズン表記は欧州リーグ=8月、単年表記は3月を起点に計算)。
所属チーム
ユース
| 期間 | 年齢 | チーム | 出場 | 得点 |
|---|---|---|---|---|
| 2009〜2020 | 7 | 11 | 0 |
「期間」の出典は成績が記録されているシーズンの範囲(API-Football。取得元に古いシーズンの登録が無い場合、実際の加入年より後になります)。出場・得点は代表戦の合計です(大会別の内訳は「個人成績」の表)。
クラブ
「期間」の出典は成績が記録されているシーズンの範囲(API-Football。取得元に古いシーズンの登録が無い場合、実際の加入年より後になります)。出場・得点は国内リーグ戦の合計で、カップ戦・大陸大会を含む内訳は「個人成績」の表にあります。
代表
| 期間 | 年齢 | チーム |
|---|---|---|
| 2024〜 | 22 |
「期間」の出典は成績が記録されているシーズンの範囲(API-Football。取得元に古いシーズンの登録が無い場合、実際の加入年より後になります)。出場・得点は取得元に記録がないため掲載していません。
移籍金・年俸・市場価値の推移
移籍履歴
掲載しているのは公表された実際の移籍金です(市場価値は別表)。金額が非公表・不明の場合は「—」と表記します(0 円ではありません)。
| 時期 | 年齢 | 移籍元 | 移籍先 | 形態 | 移籍金 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2023-01 | 21 | ウルヴァーハンプトン | 完全移籍 | 33.2億円 € 18.7M | ||
| 2026-07 | 25 | ウルヴァーハンプトン | 完全移籍 | 71.9億円 £34,000,000 | 移籍金は英語版 Wikipedia のシーズン記事による |
出典: 日本語版 Wikipedia(経歴)・API-Football(移籍データ)。移籍の有無と移籍先は日本語版 Wikipedia の情報欄、日付・形態・移籍金は API-Football の掲載値。億円換算は ECB レート(2026-10-21 時点)
年俸の推移
報道・公開資料に載った年俸を、その媒体・日付とともに掲載しています(当サイトの推定ではありません)。基本給・ボーナス・肖像権収入の扱いは情報源により異なります。出典が確認できない値は掲載しません。
| 時期 | 年齢 | 所属 | 年俸 (報道値) | 備考 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026-27 | 25 | 16.8億円 £7.8m(SalaryLeaksの年額表記(週給£150,000)。基本給で、ボーナスの記載なし。)/1ポンド=215円で換算 | 他の報道値: 16.8億円(Planet Football(新加入選手の年俸。Capology・SalaryLeaks)) | SalaryLeaks 2026年9月18日 |
年齢はその期間の開始時点の満年齢です(シーズン表記は欧州リーグ=8月、単年表記は3月を起点に計算)。
人物相関
所属履歴と出場記録から機械的に算出しています。個人の交友関係についての評価は含みません。
共にプレーした選手
同じクラブ・同じシーズンに両者とも出場記録がある選手を、シーズン数の多い順に並べています。取得元(API-Football)のシーズン名簿は 2010-11 シーズン以降しか無いため、それ以前に一緒にプレーしたシーズンは数に入りません。
| 選手 | クラブ | 期間 | シーズン | |
|---|---|---|---|---|
| ダニエル・ベントレー | 2022〜2025 | 4 | ||
| 黄喜燦 | 2022〜2025 | 4 | ||
| ジョゼ・サ | 2022〜2025 | 4 | ||
| トティ・ゴメス | 2022〜2025 | 4 | ||
| ブルーノ・エンリケ | 2020〜2022 | 3 | ||
| ジエゴ・アウヴェス | 2020〜2022 | 3 | ||
| フィリペ・ルイス | 2020〜2022 | 3 | ||
| ジョルジアン・デ・アラスカエタ | 2020〜2022 | 3 | ||
| ガブリエル・バルボーザ | 2020〜2022 | 3 | ||
| ジェルソン・デ・オリヴェイラ・ヌーネス | 2020〜2022 | 3 | ||
| グスタボ・エンリケ | 2020〜2022 | 3 | ||
| レオナルド・ペレイラ | 2020〜2022 | 3 | ||
| マテウス・クーニャ | 2022〜2024 | 3 | ||
| ネルソン・セメド | 2022〜2024 | 3 | ||
| パブロ・サラビア | 2022〜2024 | 3 | ||
| ペドロ | 2020〜2022 | 3 | ||
| ラヤン・アイト=ヌーリ | 2022〜2024 | 3 | ||
| サーシャ・カライジッチ | 2022〜2025 | 3 | ||
| アンドレアス・ペレイラ | 2021〜2022 | 2 | ||
| ダニエル・ポデンセ | 2022〜2024 | 2 |
指導を受けた監督
本人の在籍期間と監督の在任期間の重なりから算出しています。取得元(API-Football)に在任期間の登録がある監督だけが対象で、古い年代の監督は登録が無いため出ていません。
| 監督 | クラブ・代表 | 在任 |
|---|---|---|
| ジョルジェ・ジェズス | 2019年6月〜2020年7月 | |
| ウナイ・エメリ | 2022年11月〜 | |
| ギャリー・オニール | 2023年8月〜 | |
| ヴィトール・ペレイラ | 2024年12月〜 |
日本語名を確認できない監督 10 人は掲載していません。
タイトル
英語の記録名しか確認できないもの(8件)は、日本語名を確認できるまで掲載していません。
本文の一部は、ウィキペディア日本語版「ジョアン・ゴメス」(版 111327657)の記述を https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0/deed.ja(CC BY-SA 4.0)のもとで転載・編集したものです。当該部分は同ライセンスで再利用できます。成績・タイトル等の数値は各表の出典に基づきます。
出典
- API-Football(移籍データ)、2026年10月22日 取得 https://www.api-football.com/
- API-Football(選手・監督データ)、2026年10月25日 取得 https://www.api-football.com/
- Planet Football(新加入選手の年俸。Capology・SalaryLeaks)、2026年10月14日 取得 https://www.planetfootball.com/premier-league/highest-paid-new-premier-league-signings-2026-27
- SalaryLeaks、2026年9月18日、2026年10月21日 取得 https://www.salaryleaks.com/football/teams/aston-villa
- Wikipedia(日本語版)「ジョアン・ゴメス」、版 ID 111327657、2026年10月18日 取得 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B4%E3%83%A1%E3%82%B9
- Wikipedia(英語版)、版 ID 1380763493、2026年10月18日 取得 https://en.wikipedia.org/wiki/Jo%C3%A3o_Gomes_%28footballer%2C_born_2001%29
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関連項目
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